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2021年10月20日 [東京 特注家具]

チークオーダーテレビボード

特注家具terebi
主要材チーク柾目ウレタン塗装グレーペンガラス
フローティングタイプという宙浮きのテレビボードですね。材料は天然材のチークでウレタン塗装のクリアです。家具自体はほぼ4分割のようになっていて全て上手掛け。右から2番目は木枠の中にダークグレーのグレーペンガラスをはめています。中に縦の仕切りをつけていて可動棚が各1枚で2枚。一番右は引出になっていてこれも上下に分かれています。引出は内引出になっているため外側からは見えないようにしていてすっきりさせていますね。左の2枚は下開きの扉でなかは収納になっています。

以上解説でした。

チークの天然材について少し質問があったのでわかる範囲で書いておきます。
マホガニーやウォルナットに並ぶヨーロッパの3大銘木で木自体にタールに似た成分を含むため無垢板の場合よく乾拭きするだけで艶が出ると言われています。
そのため虫や水にも強く昔のイギリスなどでは船の甲板はチークで作られていたそうです。贅沢ですね。今は強化繊維プラスチックFRPでしょうけど。ちなみに突板などではさすがにその成分は期待できないですね。0.2o程度なので。
最初作りたての時は黒い部分と明るい部分ははっきりしていて少し強く感じますが黒い部分は経年で薄れていきます。突板屋さんに聞いたとき昔は半信半疑でしたが納品したものを写真で撮って数年後メンテナンス行ったときに明らかに木目柔らかくなっていたので多分あっていると思います。
生長自体は普通の広葉樹と同じぐらいかやや遅めで80pになるまでに100年程度らしいので1年1センチの他の木と比べると生長速度は同じぐらいかなと思います。ちなみに一枚板になるにはここから1年ぐらい水に浮かべたりスライスしてから数年放置したりするのでなかなか時間かかるんです。そのまま生の丸太切って使うとすぐ虫が食べて棲家になったり割れたりするので使えません。
産地で有名なのはテーブルだとミャンマーチークと床材でよく使われている気がするインドネシア産。ちなみにけっこうあやかって違う材料を〜チークみたいな呼び方するところはありますね。アフリカンチークとかイタリアンチークとかホワイトチークとか「買う時に『稀少材です』と言われたんです」とテーブル修理の時に言われたりします。あんまりいろんな種類の一枚板扱わないのでわからないのですがこれ「ベリ」じゃね?とかありますね。まあ私は家に木目と色とサイズがあってお客様が気に入れば正確な樹種っているかなと思っているタイプなので経年の色の変化が気になるなら調べたりします。

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