2021年07月26日 [店舗]
クラブ工事&三菱の至宝展
都内のクラブ工事をさせていただきました。
店舗全体の工事ですのでソファなども含まれていてソファは既製品のタイプの特注仕様です。ソファや椅子などは店舗用と住宅用では耐久性が大きく変わっていて当然店舗やオフィスで使用されているものの方が耐久性能は高いです。住宅の場合は頻度なども考え機能性と造形で考えると少し華奢になったりデザイン重視のものになりますが、店舗ですと毎日営業時間中誰かしら座っているということももちろん考えられるので、少し高額になりやすいですが耐久力重視のデザインと素材にしないといけないため作りは住宅用よりがっしりしてきます。
あと写真に写っているのはトイレのドアですね。左上にうっすら「殿」の文字が見えるかと思います。ちなみに女子トイレは虎で「姫」になっています。
以上解説でした。
実は今月諸事情が重なり仕事がペースダウンしてしまったため、数件ほど特注家具製作お断りや納品時期ずらしていただかなくてはならずご迷惑おかけいたしました。おかけしております。
クラブ工事に出てきた龍虎のデザインにも少し関係するのですが丸の内の三菱一号館美術館に行ってきました。かなり久しぶりですね。「三菱創業150年 三菱の至宝展」ネットセミナー参加した時から結構観たかったので行けてよかったです。
その中で良かったものはいろいろあったのですが橋本雅邦の龍虎図と付藻茄子は観れてよかったと思いました。あと一番は日本に3点しかないという国宝の曜変天目茶碗でその中でも最高と言われている通称稲葉天目ですね。
昔トーハクでフランスでの人間国宝制度のメートルダール認定された陶芸家のジャンジレルさんの天目茶碗を観てから油滴天目やらみてきて茶器のこともやや調べていたので今回稲葉天目を観れたことは大変うれしかったです。
仕事柄のせいもあるのか器や刀とか硯箱とか工芸寄りの方が好きで、絵ももちろん好きなものの、苦手というかよくわからないものもあります。その中で今のところ一番わからないのが書ですね。多分教養というか歴史に対しての知識がないと難しいといつも感じています。副島種臣とかごくたまにちょっと面白いと思うんですけど。字がうまいとか。
あと好き嫌いの話関係なのですが三菱の店頭にあったという「おかめの面」笑顔や柔らかな接客姿勢を忘れないように飾っていたらしいのですが、ぱっとみ笑っているようなのにどこも笑ってはいない見た目が純粋に怖かったです。捨てたら祟られそう。いたずらに口に手を入れたら普通に食べてくる感じがしました。