2022年06月01日 [東京 特注家具]
ウォルナットオーダーローボード
特注家具
ウォールナットのローボードですね。柱を背にして宙浮きになっていますが両面使いのオープン棚下の部分には下から脚をつけています。
扉はプッシュラッチ。押して開けるタイプですね。扉を開けると可動棚が2枚づつ入っています。
以上解説でした。
今回はイラっとした事というかほぼ愚痴になります。
デザイン的には家具のカウンター部分が3本の柱に少しづつ飲み込んでいるというのがけっこう加工が難しいんです。必要があればしょうがないんですが後で聞いたら特に理由はなかったとのこと。
宙浮きの箱体に対してカウンター部分のずれの許容範囲が前後左右1ミリ程度というスパルタな図面と製作物なんですが、この部分は柱型に欠き取り加工が必要ないなら箱体とカウンター部分そのまま柱にぶつけて固定したかったなと思いました。
失敗が怖いのでこういう加工はあまり好きではないですね。まあ好きな職人いないと思いますけど。
カウンター部分だけでも勘違いで切る場所間違えたり、深く切りすぎたりすると最悪は交換になるわけで、そうしたら建築の担当に謝り、お客様に謝り、後ろめたい気になりながら再制作と再塗装があるのでけっこうな金額かかったあと、またここに工事に入らなくてはいけないので、そうならないように何度もチェックして慎重に加工したいところです。
今回の工事現場は茗荷谷からは遠い所で朝から出て現場に到着したのが10時位。
搬入が終わった後に取付を始めたのですが、担当がどこかに電話をしに行きました。帰ってきた後に担当が午後からメンテナンスを入れたとのこと。1時半から2時位に到着と言われたのですが、昼ごろには出ないと間に合わなさそうな場所なんですよ。
なんか「間に合わなければしょうがない」みたいなことを言っていましたが「そういうことかな」と。
搬入は終わったものの、箱の取付、カウンター加工、セッティング、現場養生、片づけの作業内容があってカウンター加工の時間逆算しても30分ぐらいしかないので、ただでさえ緊張感ある加工なのに、制限時間付のデバフかかってなかなかの作業でした。
しかも、なんとか時間通りに終わらせて養生している最中にお客様から「今日はその時間には戻れないので別日にしてほしい」とのこと。留守番電話に入れてたみたいですね。担当は「メンテナンス無くなったのでゆっくり帰れる」と言っていましたが「そういうことかな」と。