2021年12月08日 [東京 特注家具]
オークオーダーバーコーナー
特注家具
主要材オーク板目横目 塗装ウレタン塗装 人工大理石ボール一体型 水栓単水栓 コンセント有
オークのバーコーナーですね。バーコーナーってあんまり都内でつけるお宅というのは見たことないかもしれません。かなり場所にゆとりがないとできない家具なのは間違いないです。というわけで解説です。
上の棚板2枚は奥行は同じですが長さの違う2枚。カウンターは白の人工大理石でボウル部分は一体型の物。厚みは12oです。バーコーナーなので軽く水が出る程度でいいので水栓は単水栓。右奥にはコンセントがついていますがこれは埃が入らないようにスライド蓋付のものにしています。
地袋ですが上2杯はスライドレール付の引出でその下部分は上手掛けの扉、右側上ははフィックスと配線スペースになっています。これは窓に絡んでいるため引出をそのまま引き出すとブラインドにあたるためその部分を避けています。デザイン的に扉部分もそうしていますが、扉を開けると右側は中まで使えるので有効寸法が少なっているということはないです。扉開けた内部は棚板が2枚。可動棚です。中央部分は水栓と排水の目隠しで脱着パネルになっています。その右側はオープン。今はゴミ箱が入っていますね。この隣の今何も置いていないところは冷蔵庫とかワインセラーが入るのではないかと思います。
以上解説でした。
代替材のことについて。今回の家具では床材がチークの無垢板に対して家具はオーク材を使用しています。一般的に代替材というと少しイメージ悪いかなと思います。たとえば金額のことを思うのが多いですかね。チークと比べると確かにオークは安価な部類に入ります。ただそれは木目がきれいで着色加工がしやすく家具用の材料として適しているため昔から植林されていて在庫が安定しているという部分が大きいです。
そういった材料のメリットというと在庫が安定しているため生地の色や木目を併せやすいということがあります。チークの場合床を見ていただくとわかりやすいですが無垢板は色むらが激しいです。これを一定にするには一番濃い色に合わせるか、同じ材料を使うかということになります。天然材の突板で同じ材料を使う場合は木目が同じになるのでランダムな木目を出そうとすると生地の色が変わってしまうことがあります。
もう一つは強度が低い場合があって細くすると割れやすいのでテーブルの脚などでは代替材が使われることはよくありますね。
あとはお部屋全体のイメージがあって例えばこの部屋にバーコーナーとパーソナルチェア、コーヒーテーブル、ソファ、テレビボードを置く場合、もしくは寝室だったらベッドを置く場合は材料を何にするのかという問題があります。チークは稀少材なので、材料がチークというと選択の幅が限られてしまうのでオークにしておくとデザインやサイズの幅が多くなり結果として部屋としてもまとまりが出てくるということもあります。