Blog

2021年10月02日 [東京 特注家具]

渋谷区飲食店「高太郎」様天板削り直し

特注家具tenban
以前お店を作るときにお手伝いさせていただいた
渋谷区の有名店「高太郎」様の一枚板天板すり直しをさせていただきました。
仕上げは防水艶消しのオイルを使用しています。ありがとうございました。

解説はありません

コロナでの緊急事態宣言も10/1になり解除になったことで東京の飲食店も少し始まってきたように思います。飲食店を作るお手伝いは昔から多く、ここ数年はオフィスの方が多かったように思いますが飲食店は去年から辛い思いされていた方多いでしょうし頑張ってほしいなと思っています。私も2回ワクチン接種終わったので飲食店に行きたいですね。

オイル仕上げの天板を削りなおすというのは理屈ではけっこう簡単で、
荒目の紙やすりで削ってから細めに変えていってオイルを塗るということになります。
ただこれがやるとなるとなかなか難しいんですよね。細かく毎日拭いていても少しづつ油も汚れもついていくもので気がつくとうっすらついてとれなくなっていくということはよくあるかなと思います。
今写真で写っている紙やすりは油とって荒目で削りざっと汚れとってから後の3回目の分で仕上げの紙やすりかける前ですね。ベルトサンダーという工具でかけると早いのですが少し様子を見ながらやりたかったのでオービタルサンダーというもので削って最後はランダムオービットというもので仕上げました。手でこの面積やるとムラが出てしまいうまくいかないので機械での仕上げ以外では難しいです。

あと単純に粉塵も多いですね。今はマスカーというビニールで周囲保護しています。静電気で細かい粉塵が多少つくのですが、それでも削って掃除した後も空気中にしばらくあるため掃除してからしばらく放置してまた掃除みたいなこともしなくてはいけません。

かなり昔に紙やすりで削るだけなのにそんなにかかるの?と言われたことがありますが削り直しは技術料なのでサービス料に原価を聞かれてもちょっとめんどくさいなと思ったことがありましたね。今はできる限り説明してあとは費用対効果で検討いただくしかないと思っています。人の仕事は楽に見えるということですね。まあ仕上がりや耐久性を考えないで楽に終わらせようと思ったら手を抜けるところでもあるので。

ブログ記事一覧

PageTop