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2021年08月25日 [東京 特注家具]

オークオーダーテレビボード

特注家具主要材オーク柾目ウレタン着色塗装terebi
階段部分のテレビボードですね。壁紙は濃いグレーと薄いグレーの2トーンでテレビボードは濃いグレー部分に色を合わせています。木目はオークの柾目という導管の目部分がは強めでまっすぐな木目になっています。上段2つはデッキ収納で上からの手掛けで下に開く「下開きタイプ」でステー付、棚板は無しになっています。下の段は引出でソフトクローズというゆっくり閉まるタイプですね。内部にコンセントなどマルチメディア用コンセントが入っているのでコード類が上に出るように穴が中心に開いています。

以上解説でした。

今年入ってから木材の金額が上がっていて少し時間がたって契約なったものとかは材料の金額合わなくてなかなか苦労しています。ウッドショックで言われていた先物の木材は通常に戻ったのですがそれが今の木材の販売価格にまで反映されるのはいつになるのかなぁと。

まあその話は置いておいて今日はオークの話でも。オークというのは木の種類の名前ですね。チークとかウォルナットとかサクラとかと一緒です。オークは家具業界ではジャパニーズオークの楢(ナラ)≒オークみたいな認識があるのですが建築的には樫(かし)≒オークの認識の方が多いです。これは楢も樫も英語にするとオークのせいですね。イメージ的にはオークという括りがざっくりしていて樫も楢も入っているし、樫も少しざっくりしていて楢が入っている感じです。

オークは耐久と硬度があり家具に向いているため、しっかり生産量もあるので表面の天然材としては安価な部類になります。木目ははっきりしていてきれいなのと、もうひとつオークにはいいところがあって黒系の色に着色しやすいということです。ようやく本題にきました。難しくいうとチロース形成がなんとからしいのですが、あまりよくわからないのでそれは抜かしますが材料によっては着色に向かない材料やラワンのように木目はきれいなのに塗装すると汚れて見えることがあるなどはよくあります。ウォールナットは黒くする分には向いていますが明るくすることは似合わなかったり、バーチは赤や白に着色向いているものの黒は色が乗りにくいし木目がなくなりやすいです。オークは濃い色がきれいにのりやすく木目もでるので今回のような壁のグレー色に合わせるというのは向いている材料ですね。

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