2021年08月12日 [東京 特注家具]
MDFオーダー仏壇
主要材MDF 塗装カシュー漆 内部金箔 LEDダウンライト 一部メラミン化粧板 表面および内部一部和紙貼り
和室の仏壇ですね。白木の部分は建築工事でその内部の作り込みです。下部分は引き戸になっていて和紙貼り。内部は化粧板です。塗装は一部カシュー漆というもので仕上げています。その上はわかりづらいですけど棚板になっていて立ち上がりの部分は飾りの面材をまわしてさらにその上に棚板をつけています。上の棚板の方が奥行がなくこの部分は須弥壇になっています。須弥壇の解説は後で。
その上は金箔ですね見切りはカシュー漆で製作しています。金箔は本物の金箔で下地は自社工場で作ったものの金箔の製作と貼り付けは外部にお願いしました。全3面です。上の方にはダウンライトがついていて内部にはコンセントもつけています。
以上解説でした。
お盆ですのでそれにちなんでちょっと仏壇の写真を載せてみました。ちなみに弊舗の休みは8/13〜15ですが今年は工事出っぱなしでほぼ店が閉まっていて音信不通なためあんまり夏季休業書いても意味なさそうですけど。
須弥壇というのは本尊の安置場所でもともとは須弥山という聖なる山から名前が来ているそうです。なんとなく私のイメージだと仏壇の内部の本尊安置場所が須弥壇でその段差部分も須弥壇と呼んでいるような感じです。雛壇という人もいるのですがなんとなくイメージと合わないかなと個人的には思っています。というのも雛壇は雛人形を飾る用の棚のイメージが強いのでもともとは須弥山という山のイメージだったなら安置する場所が山の一番上ならその途中も山と呼んでもいいのではないかなと思います。すごい個人的な感想ですが。ちなみに段数やどの段に何を飾るかは宗派によってかなり異なります。また飾り方もご仏壇の他に経机などを持ってきて飾りつけをすることも多いので宗派によっての作り込みをするか、おおまかなアウトラインの製作をしてあとはお客様にお任せしながら調整するかにしています。