2021年07月19日 [東京 特注家具]
オーダー強化ガラスパーテーション
オーダー強化ガラス木製チャンネル
特注サイズの強化ガラスですね。外側には飛散防止のガラスフィルムを貼っていて車のフロントガラスと同じ感じで割れても飛び散らないようになっています。
写真では下に見えているのが2階で設置場所はその上のロフト部分になります。サイズはかなり大きく1枚では設置場所までたどり着かない為2枚に分けていますがこの大きさでも大人3人で運ぶ程度の重さがあります。天井には補強がしてあり木製の桟木を打ち込んでいて多分子供が体当たりしても平気なはずです。子供というか大人なら寄りかかっても平気なぐらいです。
接着剤を使用して設置した後はコーキングを全体にまわして工事完了しました。
以上解説でした。
吹き抜けとロフトというのは憧れている方は多いかと思います。実際室内として解放感ありますし見た目もいいですよね。住宅展示場でも人気があるため多いです。ただ見た目のメリットが大きい反面デメリットもあります。その一つはハシゴになっていることが多いこと。まあこれは慣れもあるのでしょうが少し怖い気持ちもあります。階段ももちろん作れますがそれがない理由はロフトに行くために階段を作るということが金額的にも場所的にもデメリットが大きいと感じるからでしょうね。階段の寸法というのは建築基準法上寸法の規定があるので小さくしたり急にしたりはできないようになっています。ちなみにここのお宅は普通の階段ですが、たまに「デザイン的に好きなので階段型の収納をロフトの下に作ってほしい。」と言われることがあります。「階段ではないので絶対にこれを使って上らないでください」ということで天板を補強したり滑り止め塗装をかけたりとかしたりしなかったり。
もう一つは空調の問題です。ロフトは上の部分なので寒暖差が激しいため特に夏がきついです。その場合エアコンをつけても冷気が下に行くため暑いですし、冬も寒さが厳しく、吹き抜けの方も暖房の場合なかなか効きにくいということもあります。
今回の写真はガラスで完全に空気の流れを仕切っていてロフト部分は通常通りエアコン効きますし、下の階の2Fは床暖房の為に冬も暖かに過ごせるのではないかなと思います。これはハシゴでないために出入り口に建具をつけられるというメリットを活かしています。ガラスの建具や間仕切りは音や空調など見えない部分で有効になることがありますね。